Ⅰ 癒やし学
アロマの癒やしと
ヒーリングミュージック
今月は癒やしの効果について。世間ではちょっとした癒やしブー厶的なものが長く続いていて、ハーブやアロマを使用したものが代表的ですが、ここでいうハーブとは、通常の栽培用に園芸店で購入、自家用栽培が可能な
ものです。アロマとは一般的に流通しているエッセンシャルオイル、精油のことです。
植物から抽出するエキスやオイルに様々な効能があって、薬草ともいいます。
実用的に鎮静効果が高いハーブが癒やし効果があると言われます。
鎮静効果がある代表的なハーブとして、ラベンダー、カモミール、ローズ系が知られていて、ラベンダーはセロトニンに働きかけて不眠に対して効果を発揮します。リナロールという成分が強い鎮静効果をもたらします。
ローズ系には、ホルモン調整作用があります。エンケファリンに働きかけ、幸福感をもたらします。カモミールは日本にも古来からあるカミツレという植物で、カマズレンという成分が主成分で穏やかな抗炎症、
鎮静作用があります。ですが、ハーブの中には気分をリフレッシュさせたり、抗菌作用が強いもの、炎症を鎮めるものなど様々なものがあるので、ブレンドする際には、注意が必要です。
一方最近、youtubeなどでよく目にする癒やしの周波数という言葉があります。
528Hzはグレゴリオ聖歌に関係しているとか、自然の周波数はピアノの何万倍の広域周波数だとか、脳に直接働きかけるという意味では他の癒やしアイテムとも、共通項は多いと思いますが、昔から自然に音楽に取り入れられていて、音楽療法なんかにも使われていました。
巷にあふれるものの中には、洗脳とかに悪用されてしまうものもあるかもしれないけど、実際に自然界の音で人間がリラックスするのは、誰もが感じる事実です。
ヨガの教室に7年くらい前に行っていたのですが、インストラクターがBGMを色々選択してくれるのですが瞑想向きの癒やしの音もあれば、太陽礼拝などをリズミカルに行う際の重ためのエキゾチックなBGMもありで、ヨ
ガ音楽はどれも運動の効果を最大に発揮するための重要なパートナーだと思います。このように世間にあふれている癒やしが、自然と共存したり、生命の根源に回帰するためのキーワードだったりして、人間の声も含め色々
な音や植物や動物の営みが癒やしとして生活に根付いて自然環境の厳しい今の時代癒やしという観点からも少し振り返る必要があるかも、なんて考えています。
Ⅱ サンダル・ウッドの香り
サンダル・ウッドってよく耳にすると思いますが、どういうものかというと、高木の樹木で、科名ビャクダン科の、白檀という香木です。
栽培は非常に難しいと言われていて、その煙は浄化作用が強いと言われているので、お香としてもつかわれています。
サンスクリットで、チャンダナと呼ばれ、高貴な香木として使われています。
一度は嗅いだことがある香りですが、アロマオイルにすると燻香がないので大変甘い香りの精油になります。
強いリラックス作用、特に集中力を高め深く鎮静を及ぼす効果、むくみの改善、心臓の強壮作用、皮膚細胞の成長促進作用などがあります。
禁忌はとくにないので、さまざまな場面での使用が可能です。
緊張や興奮を抑える効果が非常に高いので瞑想などにはとても効果的です。
ちなみにクナイプのバスソルトのサンダルウッドは超お勧めです。
アロマオイルは、15ミリから30ミリのボトルで1000円前後で市販されています。
アロマオイルとしてはデフューザーでの使用、市販品では香りのフレーバーとしてたくさんの製品が販売されています。
最近では空間浄化のお香などでもサンダル・ウッドはよく販売されています。
いろいろな使い方が可能なので、ぜひお試しあれ。
Ⅲ色とりどりの薔薇
ローズオットー、ローズアブソ
リュートという種類がある薔薇
のエッセンシャルオイル。いず
れも高価なも ので、特に水蒸
気蒸留法をつかって精製される、
ローズオットーは3ミリ程度の
容量で数万円するものもありま
す。一方アブソリュートは、有
機溶媒を使用して抽出し、その
ワックスをアルコールで揮発さ
せたものです。
オットーは抗うつ作用がありま
す。
共通して神経バランスの調整作
用ががあり、同時に鎮静、血圧
降下などの効果や不眠にも効果
を発揮します。
花としてもアロマの世界でも、
女王として君臨する薔薇。
今が開花の最盛期で、色とり
どりの薔薇があらゆるところ
で楽しめます。
Ⅳ 我が家のハーブ写真館
暑い日が続いていて生育状態が良い
ので今回はわが家の庭のハーブたち
を紹介。
まずは、大葉。
種から育てたやつです。
こちらはオリーブ。正確には果樹
ですが、今年は花をつけなかった
ので来年を楽しみに待ちます。
こちらはローズマリーですが、
我が家には大きいローズマリーが
3株ありますが、これは最近植えた
これから育てるやつ。
こちらは定番のバジルです。
こちらはラベンダーとクリスマスローズ。
シェードガーデンで、日蔭に強い植物
も育てています。
こちらはセージとミニばらの
ピンクホワイト。
という感じですくすくと庭の
植物たちも育っています。
Ⅴ オリーブオイル
キャリアオイルとしてのオリーブオイル
皆さんアロマオイルの精油というと、エ
ッセンシャルオイルのことを思い浮かべ
ると思います。
エッセンシャルオイルとは皆さん良くご
存知の10ml〜15ml程度の遮光ボトルに
入っている精油のこと。
今回紹介する、キャリアオイルとは化粧品
でいう基材の植物油で肌に直接つけられる
ものです。
ベースオイルとも言います。
代表的なものとして、ホホバ油、スイート
アーモンド油、オリーブ油など。
オリーブオイルは化粧用のもを用意します。
肌を柔らかくしかゆみを抑えます。
ここにトリートメントオイルとして、25ml
の基材に対して5滴ほどの鎮静効果のあるエ
ッセンシャルオイルをブレンドして竹串など
で混ぜます。
保存ボトルで1ヶ月、冷暗所で保存できます。
乾燥が気になる部分に使用できます。
炎症性の皮膚炎や、日光に当たると光毒性のある精油もあるので使用には注意が必要です。
おすすめの
エッセンシャルオイル
<キャリアのオリーブオイルにブレンドする精油>
カモミール(ジャーマン、ローマン)
鎮静、抗炎症など
菊アレルギーの人は禁忌
薬剤相互作用注意
(抗精神薬、抗エストロゲン薬に注意)
Ⅵ 桜の精油
今年はまだ開花していませんが、なか
なか手に入らないと言われているが、
最近では、金木犀とともずいぶん見か
けるようになった、桜の精油について。
バラ科の植物の桜は、フレーバーなど
でもおなじみですが、桜の甘い香りは
塩漬けで反応してあの香りが発現
します.
クマリンというこの物質は、桜スイ
-ツなどに利用されているもので、
鎮静、リラックス、睡眠に効果があ
りますが、精油は低温真空抽出法で
抽出するもので、基本的には珍しい
製法で抽出します。ばらは水蒸気蒸
留法で抽出しますので、同じバラ科
の植物でも製法は異なります。
効能としては、喘息症状の緩和、抗
菌作用、二日酔い防止、鎮静作用な
ど、さまざまな効果があります。
これは昨年のソメイヨシノ。
精油はこちらの品種を100パーセ
ントとして精製しているようです。
この記事へのコメント
ヨッシーパパ
1974elvanio
ある程度の効能もありますからね。